概要
仮想通貨マーケットの動きを一週間まとめて振り返っています。BTCだけでなくマーケット全般を見るため、Bloombergインデックス等を見ていきます。仮想通貨だけでなく主要金融市場についても振り返ります。
加えて、簡単なニュースの動きなどをつけていきます。最新のものはツイッターアカウントで更新しているので、こちらのツイッターや#仮想通貨インデックスのタグをご覧ください。
金融市場はアメリカの金融政策のニュースがひと段落した中、対中交渉やメキシコ国境問題、Brexitなど、解決しようのないニュースの話題に振られてました。(要はあんまり話題なし)
仮想通貨は三角保ち合いからの二段下げでしたね。
先週の記事はこちら!
各種インデックスの動き
(主要インデックス、2019.1.11末時点)
先週の雇用統計以降、米国の金融政策が緩和的な柔軟性を持つという期待から、株式市場は上昇傾向でした。
先週ポイントとして触れたVIX(ボラティリティインデックス)は引き続き低下しており、マーケットの沈静化が見られます。また、個別にボラティリティが最も見られるのは原油ですね。
仮想通貨は、これっていう理由もなく下げ…よくあること…
金融市場とは無相関な感じ…(若干遅れ下げかも?)
- 仮想通貨については総じて下落。
- BTCの下落につられ、ETH等メジャーアルトが弱い。
- 債券は引き続き、短期よりも中長期が強く逆イールドの傾向は続く。
- 株はボラティリティが低下しつつ若干上昇。国政ニュースが話題の中心に。
- VIXは大きく後退。ただし水準は11月末並と、まだ高め。
- 金は引き続き、じわじわ買われ続ける。
- 原油は12月の底値42ドル台から、最高53ドル台まで上昇!
主なマーケットの出来事
主要な動きを箇条書きにします。詳しくはツイッターのツリーでニュースをぶら下げてあるのが読めますので、ご参照ください。
金融市場の動き
- 1.7 ISM製造業景況指数が予想以下の数字。株価にはマイナス。
- 1.9 VIXの低下が顕著に。ニュースも長期目線が増える。
- 1.10 FOMC議事要旨(12月)発表。「追加引き締めの程度と時期に関する見通しがこれまでよりも不明瞭に」→緩和的と取られリスクアセットにプラス。
- 1.10 中国の生産者物価指数が前殿同期比で過去7年最大の低下。
- 1.11 原油続伸で53ドル台へ。
- 1.11 共和党、民主党の予算交渉は決裂。政府機関の一部閉鎖続く。
仮想通貨市場の動き
- 1.7 Bitfinex大規模メンテナンス。直前にBTC5%超の上昇も見せるもその後反落。
- 1.7 Bloomberg Yuji Nakamura氏、金融庁がETF認可の方向検討との記事発表。(10日に金融庁は否定)
- 1.8 各アルトコインのレンディング調達金利高騰続く。
- 1.8 ライトコインが高騰。Poloniexの金利は事前に70000%を示唆。
- 1.8 Gate.io ETCに対する51%攻撃を確認したとするレポートを公表。
- 1.9 Bitmexにて上下150ドル今日のヒゲつき始める(ライトセーバー)。
- 1.10 Bitmain ジハン・ウー退任が報じられる。
- 1.10 資産運用会社BlackRock 次期CEO候補にはアンチ仮想通貨のマーク・ウィン氏が候補に
- 1.11 BTC、4000ドル台から二段階下げで3600ドル台へ。
- 1.11 上昇していたメジャーアルトコインも一斉下げ。
- 1.11 コインチェック金融庁認可。仮想通貨価格は反応せず。
金融マーケットは金利のニュースから政治⇨個別銘柄へ視点を移そうかというタイミングで、総じて冷静な動きでした。
一方、仮想通貨はメンテやETF観測記事、金利動向、キーパーソンの異動など、上昇後に不安感を煽るような材料が出て下がった動きでしたね。
(本質的な下げ材料か?っていうと、うーん…って感じ。)
あと、政府機関の閉鎖はBakktの認可などにも関係しているから、これが長引くことも基本的には仮想通貨にマイナスです。
振り返るとあれやな、
むちゃきな臭いな。
This is 仮想通貨なところはあるので、現状しゃーない。
ファンダメンタルズに頭が凝り固まっても、損するだけだからね。
柔軟にしないと。
あ〜た〜ま空っぽ〜の方がぁ!
夢t(
やめて。
ジャ○ラックは怖いから、本当にやめて。
トピック:フラッシュクラッシュ?為替市場で気をつけるポイント
為替市場の注意点
一つ気になったニュースに、為替のフラッシュクラッシュがあります。
(日本連休多すぎるよ…)https://t.co/WrWjcEgkwE
— Shogun (@crypto_shogun) January 11, 2019
フラッシュクラッシュ?
ファイヤーエンブレムの技名か???
任天堂キャラ修正まだか????
(スマブラやりすぎでしょ…)
フラッシュクラッシュっていうのは、瞬間的な大きな時価変動のことをさ指してます。直近だとドル円やオージー円の動きがあったね。
“””””ファイアー”””””
“””””エムブレム”””””
なんなのこの5分間…
新興国通貨か?? pic.twitter.com/384hGxQtHi— Shogun (@crypto_shogun) January 3, 2019
命を…
命を刈り取る形…
オオオ…
実はこれ、割とありがちな時間帯なんだよね。
(祝日の朝7時)
為替市場は株式市場と異なり取引所はないため、明確な市場開始時刻や終了時刻はありません。ただし、世界の主要な参加者が集まる時間帯として「東京」「ロンドン」「ニューヨーク」が主要市場と言われています。
日本の時間で表すと、だいたい以下のような感じです。(サマータイムで変動します)
- 東京 9:00~16:00
- ロンドン 16:00~2:00
- ニューヨーク 22:00~7:00
主な中心となるのはロンドン及びニューヨークですが、ここでポイントとなるのは①ニューヨークの後、東京が始まるまでに時間があること、②東京(日本)は他の国より祝日が多いことです。(実際には、空いた時間や祝日はオーストラリアやシンガポールで薄商いながら行われています。)
今回のショックはこの二つが重なり、連休中の流動性が極めて低いタイミングで、ストップロスの連鎖を狙ったのではというのが、先ほどのBloombergニュースの主旨でした。
日本は祝日が多く、また振り替え休日で月曜が休みになります。
今回のように高金利のトルコリラやオーストラリアドルに多くポジションを持つ、個人投資家を狙ってくるような動きも、警戒しなくちゃということですね。(やってれば常識なんだけどね)
ミセスワタナベ絶対殺すマンがいるんか…
“””””ファイアー”””””
“””””エムブレム”””””
なんだけど!!
今後の祝日・連休状況
いうてそんなに休み多いんか?
わたしら社畜ぞ?
それが、実はこんなに連休があるそうです。今年。。。
- 1月14日 (3日間)
- 2月11日(3日間)
- 5月6日 (10日間)
- 7月15日 (3日間)
- 8月12日(3日間)
- 9月16日 (3日間)
- 9月23日 (3日間)
- 10月14日 (3日間)
- 11月4日 (3日間)
…うれしい!!
うれしいです!!
そもそも日本て祝日はめちゃ多いんだよね…
実務的には海外の祝日とかあると、為替の決済とか、金利の計算が複雑になるから困る…
そしてなんだよ10連休って!!
これもう流動性とかどうなるねん。
オタクは休みなんてないよ?(実話)
転職…しなよ…
(実際の会話)
仮想通貨との関係は?
その時意識されるプレーヤーによって異なると思います。
2016-2017年であれば、個人の投資家の資金動向として、祝日の方がむしろ動きがでる要因と推測されていました。一方、2017-2018年は銀行決済が祝日明けになることから、個人の入金待ちの「釣り」のようなチャート形成・予測がなされることが多かったと思います。
現在は日本の新規投資が少ないことが、コインチェックへの反応からもわかっています。日本の祝日はまずは単純に参加者の減少=流動性の低下として警戒すべきだと考えています。
また将来的には、24時間取引できる仮想通貨が、「リスク移転のツール」と意識されるかもしれません。
1ミリもわからん。
さっき言ったように、株も為替も休日は原則取引できないけれど、仮想通貨はやってるじゃない?
そこで、例えば祝日中に何かクラッシュがあって円ロングしたい時、BTC/USDとBTC/JPYを組み合わせると…
おお、JPYロングUSDショートできるやん!
BTCなのに
KAWASE NO UGOKI!!??
と思うんだけれど、今の所はそこまでの裁定が効いているように見えないんだよね。
この辺からも、まだまだ機関投資家って世界観じゃないかなって思う。
一応、覚えときたいなって感じ。
いつから、
この説明でわかると錯覚していた…?
(だよね…)大事なのは、
祝日とか日本時間早朝は「狙われやすい」から、寝ポジとか無駄なリスクを取らないように、気をつけようねって話です。
狙われやすい…誰に?
まさか…「例の組織」…????
(ブツブツ)
まとめ
- 今週は金融市場が落ち着く中、仮想通貨は固有要因?で下げ。
- 日本の祝日など、狙われやすいポイントには注意
- 今年は特に連休祝日が多い。寝ポジは本当に注意!!
ではまた来週〜
のシリーズも見てね!
コメント
今回の記事はぼんやり分かったよ!じゃあ聞くけど、そもそもETF認可がって皆んな言ってるけど、ETF認可によって何がどう変わるの??あとBakkt?なんなの??
後なんで毎回オタクが出てくるの??
コメントテストです。
初めまして、いつもブログ拝見させていただいてます。
質問なのですが、3日のISM製造業景況指数が予想を下回った時はドル円、株価、国債などが下落しました。でも、7日のISM非製造業景況指数の結果も予想を下回っていましたが、上記のマーケットは上昇しました。この理由って何なのでしょうか?
予想を下回ったからといって相場が絶対に下がるという保証がないのは理解していますが、上昇した理由が気になりました。
自分は市場について勉強中の身なので失礼な質問などがあったら申し訳ないです。
尊師えむさん、いろはすさん
質問ありがとうございます!
整理して回答するので少々お待ちください!
(思ったより大分高度な内容が来た)