概要
経済や投資について学習するための参考サイトを紹介します。
ただし、「経済学」のような学問的な側面ではなく、また「トレード手法」のような短期的な目線ではありません。実務的に戦力になる素養を磨くための参考サイトを列挙していきたいと思います。(早い話、部下に読ませたいやつ)
なお、今後も良いサイトがあれば適宜更新していきたいと思います。(一応、日本語のものを厳選しました)
普段みなさんが目にするのは、BtoCのちょっと広告じみた初心者解説記事が多いと思います。
今回はぼくが普段見ているようなBtoB、いわゆる機関投資家向けのレポートに近いものを紹介していきたいと思います。
そんなん余計わからんやないか!!
そりゃ最初は誰だってそうだけど、こういうのを読んで自分で調べる中で、成長していくんだと思うよ。
いきなり金利だVIXだ言われてもわからないし、かと言ってそこいらの記事は、深い解説ないもんね。
債券投資について
早速マニアックですが、債券については以下のサイトをご覧ください。
債券に関する基礎はほぼ網羅されています。
言わずと知れた、債券王と言われたビル・グロース創業の大手運用会社PIMCOです。こちらのサイトには、そもそもの債券の仕組みから、金利やデリバティブに加え、MBSなどの証券化商品の情報まで網羅されています。
一般のトレーダーだけでなく、資産運用実務に従事する初任者にも読ませたい内容となっています。熟読の価値はあると思います。最低限これだけは知っておきたいみたいなまとめや、確認テストなどもある充実ぶりです。
○IMCO?
ピムコ!!!
経済環境について
経済環境については、J.P. Morgan Asset Managementのサイトがオススメです。
このサイトの良さは、毎週更新されるWeekly Reportやその時々のテーマによって更新されるReportとともに、動画コンテンツの豊富さにあります。
特に、3ヶ月ごとに更新される「Guide to the Markets」は、機関投資家向けの経済セミナーと同等のクオリティで、現在の主要経済環境を動画でわかりやすく解説しています。
このレポートや動画を元にしっかり理解すれば、その辺の個別株屋さんよりよっぽど、経済環境を語れるようになると思います。
これがあれば、しょーぐんいらなくない?
……。
金融政策について
これはもう、ドラめもんさんを紹介すればいいんじゃないかなと。
日本で金融政策を一番長く、一番頻度が高く解説されているサイトです。文体は不真面目だが内容は真面目なモーニングメモ「朝のドラめもん」と本人はおっしゃってますが、内容はかなり高度です。正直ぼくもわからないことを調べながら読んでます。
初学者には厳しいですが、どんなことが論点になっているのかの指針になるかと思います。
投資戦略について
なかなか戦略について触れているところは少ないですが、一例として外資系運用会社のウェリントンを紹介します。
オプションについて
もはやリテラシーとかって領域じゃなく、完全に上級者向けなんですが、一応貼っときます。初心者に市場参加をおすすめはしませんが、理論面に興味があったら見てみてね。
文教大学教授(元野村総研)の栗林先生の解説です。オプションの解説探すと、証券会社のパンフレット系記事やあんまり金融に慣れていないブログ記事が出てきがちですが、上記は網羅性の意味で十分かと思います。仲間内で輪読する〜とかにはベストですね。
正直、初心者向けには簡単な解説はなかったので、本紹介コーナーのカラー図解でわかる金融工学「超」入門あたりから読むのがおすすめです。(kindleで540円ですし、お試しページもそれなりに読めます。)
ただしオプションを実際に触るには、理論を理解した上で、常に最先端のフィールドに自分を置いておかないと厳しいと思います。(自分も完全に浦島太郎です。)完全に業者と「お客様」のマーケットですので、「払いのいいお客様」にならないようお気をつけください。基本的に業者は、初心者の皆様の参加を、常に快くお待ち申し上げております…
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※オタクの戯れで作ったDiscord内に、俺のインデックス専用チャンネルを作ってもらいました。記事をそこで作っているので、暇なら遊びに来てください。
コメント
はじめまして、初心者ながらいつもわくわくしながら読んでいます。早速読んで勉強したいと思います。上記サイトとは毛色がまっまく違いますが、野村證券さんの証券用語解説集をのぞいたりします。英辞郎で用語の英訳を調べてGoogle検索したり、investpediaで調べたりもしてます。
匿名さん
ありがとうございます。そこまで言っていただけると恐縮です。
野村證券の解説は我々も用語を簡潔に解説するときに使いますし、investpediaは日常的に見てますね。あまり日本で流行ってない金融商品(証券化商品とか)だと、そこに頼らざるを得ないのも本音です。
銀行・証券の新入社員(1~3年目)が習得すべきコンテンツまとめ(最重要基礎コンテンツ)
https://finance-gfp.com/?p=8131